USCPA勉強法と合格までの戦略~全体外観~

はじめに|USCPAを最短で合格するための考え方

こんにちは。今回はUSCPAの勉強方法と短期間で合格するための現実的な戦略について解説します。

私は働きながら学習し、約2年で全科目合格しました。この経験をもとに、これからUSCPAを目指す方に向けて、最初に押さえるべき「合格ロードマップ」をお伝えします。

USCPA試験の全体像(2024年改訂版)

現行制度では次の必須3科目+選択1科目の合計4科目です。

  • FAR(財務会計)
  • AUD(監査)
  • REG(税法・企業法)
  • 選択科目:BAR / ISC / TCP

合格までにまず決めるべきこと

  • 受験順序
  • 学習スケジュール(期間目安)
  • 使用教材・スタイル

迷った場合は、以下の順番がもっとも定番だと思います。

FAR → AUD → REG → 選択科目(BAR / ISC / TCP)

※使用教材については、正直アビタスのテキスト・問題集がおすすめですが、英語力に自信がある方は洋書でもOK。

科目別特徴と受験順の理由

① FAR|最難関。理解すると全科目が楽になる

FARはアメリカ会計基準(US GAAP)を体系的に学ぶ科目であり、最もボリュームが多い科目です。

  • 他科目の理解に直結する
  • 実務でも要求されやすい
  • 脱落しやすい科目=最重要

② AUD|FARとセットで理解が進む科目

AUDでは監査の考え方・証拠・内部統制などを学びます。監査法人でのキャリアを目指す人は必須レベルです。

  • FARの理解が大きな武器になる
  • 論点が抽象的なので慣れが必要

③ REG|暗記要素が強い科目

REGはアメリカ税法+企業法の科目です。暗記中心なので後回しでもOKですが、得意不得意が分かれます。

④ 選択科目|特徴比較

科目特徴実務有用性難易度感
BARFAR+管理会計・連結等★★★★★ 会計士として必須★★★ 難しい論点あり
ISCIT統制・システム監査★★★   CISAとの相性は◎★★  IT慣れ必要
TCP高度税務★★    日本では機会少ない★   合格率で見ると易しい

学習方法のコア戦略

① 教材は深追いしない|問題演習中心

基本方針はこれです👇

講義 → 軽く復習 → 問題演習 → 解説理解 → 復習

  • 解説を読むことが最重要
  • 3日以内の復習で定着率が上がる

② 同時並行はNG|1科目ずつ終わらせる

複数科目同時は効率が落ちます。特に、FAR合格までは1本集中を推奨します。

働きながら合格するための勉強戦略

USCPA試験は範囲が広く、使用する教材量も膨大です。そのため、最初から完璧を求めてしまうと挫折しやすくなります。最も重要なのは、「続けられる学習習慣を作ること」です。
特に社会人受験者にとって、平日は仕事で疲れて完璧な勉強時間を確保することは難しいですよね。そこで、まず意識すべきことは “勉強時間の長さより継続頻度” です。

私自身も、最初から長時間勉強するのではなく、平日・休日で役割を分け、1週間単位で計画しながら勉強を進めたことで合格まで辿り着くことができました。これから紹介する方法は、USCPAに限らず、資格勉強全般に応用できる考え方です。

① 平日は「最低ライン勉強」でもOK:量よりも“触れ続けること”が重要

平日は 30分〜1時間程度の学習でも十分です。
むしろ大事なのは、学習量よりも 「毎日教材に触れる習慣」 を崩さないこと。

USCPAが難しいと感じる受験生の多くは、

  • 休日頑張る
  • 平日サボる
  • 内容を忘れる → 挫折

このループに陥ります。

USCPAの挫折原因の多くは「難しさ」ではなく“忘却が進む前に復習できないこと”にあります。忘れること自体は正常反応なので気にしなくて大丈夫。重要なのは、忘れるスピードより復習スピードを速くすることです。

📌 平日の学習内容例(インプット中心)

  • 動画講義の視聴
  • テキスト読込み
  • 問題解説のみを確認(解き直し不要)

私は実際、平日は「インプット」と「インプットとアウトプットの中間作業」に集中していました。
特におすすめなのは、問題 → 解説を読む → 該当テキスト確認 のセットループです。

② 休日は「アウトプット中心」:まとまった5時間以上を確保

休日は、知識を実際に使うフェーズです。理想は5時間以上ですが、分割でも問題ありません。

📌 休日の基本方針:「解きながら覚える」

  • 演習問題をひたすら解く
  • 間違えた問題に付箋・チェック
  • 復習対象を絞る

特に最初の周回(1〜2周目)は、間違えた問題を深追いしないことが重要です。USCPAでは反復回数=合格可能性です。

🔁 周回の考え方(最低5周推奨)

周回数目的
1〜2周目スピード重視。間違いOK。目印だけ残す。
3〜4周目ミス問題中心に深掘り理解。
5周目〜弱点潰し&本試験形式へ移行。

深掘り方法は科目別記事で解説予定です。

③ 勉強は「1週間=1サイクル」でPDCAを回す

USCPA学習は長期戦です。だからこそ、1日単位ではなく1週間単位で戦略設計する方が成功しやすいです。

📅 週単位の学習モデル

  • 平日:インプット(例えば3章を目安に調整)
  • 休日:アウトプット&復習

📝 週末に必ず行うこと

  • 進捗の振返り
  • 課題抽出
  • 翌週計画の調整

章ごとの難易度は全く異なります。連結会計や税効果会計など負荷の高い章は1章だけでもOK
「進めるペース」ではなく進める設計が合否を左右します。

まとめ|USCPAは戦略ゲー。習慣化がすべて

USCPAは努力量も大事ですが、もっと重要なのは戦略と継続習慣です。

次回は、科目別の具体的な勉強法・教材選び・得点戦略を解説します。

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